こんにちは、Sunnyです。
ついに妊娠期間も30週を過ぎ、第二子出産までのカウントダウンが始まりました。ひどい悪阻から始まった今回の妊娠は体調も安定せず、第一子の時に比べてなかなか大変でしたが、出産が近づくに連れてやはり感慨深くなってくるものです。
さて、今回は今更ながら私が長男を出産した時の「出産レポ」を書いてみたいと思います。
今回この第一子出産レポを書いてみようと思ったきっかけは、「出産の記憶を忘れないため」。
妊娠や出産は人ぞれぞれとは言いますが、同じ人でもその時々によって全く違うものだということに気が付きました。
悪阻も、妊娠経過も、胎動も、第一子と第二子では本当に全然違います。
きっと出産も全く違うものになることでしょう。
第二子出産で記憶が書き換えられる前に、私が長男を出産した際のことを書き留めておきたいと思います。
初産の始まりは真夜中の破水から
私が長男を出産したのは、予定日より少し早い38週。
一般的に初めての出産は予定日を超過することが多いと聞いていましたし、2日前の妊婦健診では特に子宮口の開きもありませんでした。そのため完全に油断した状態でその時を迎えてしまいました。
妊娠後期は大きくなった赤ちゃんが膀胱を圧迫するため、とにかくトイレが近くなるものです。30週を超えたあたりから夜中に何度も何度もトイレに行くようになっていました。
その日も夜中の3時頃にフッと目が覚めました。寒いからトイレに行くの嫌だな、、、なんて思いながらベットでゴロゴロしていると、、、
パンッ!
お腹の中で何かが弾けたような感覚が、、、。
その後まるでおしっこを漏らしたような感覚で生暖かいものが溢れてきました、、、。
慌ててベットから立ち上がると、今度は生暖かいものが一気に流れ落ちる感覚が、、、。
「破水!?」
隣で寝ている夫を叩き起こし、すぐに病院へ電話。
すると入院セットを持ってすぐに来るように指示がありました。
割と冷静に淡々と準備をしていたのですが、かすかに手が震えていたのを今でも鮮明に覚えています。
平静を保とうと必死だったのでしょう。
低気圧はお産が多い?外は大雪、そして凍えるほど寒い夜
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実はこの日は大寒波に襲われた日。
玄関から出るとあたり一面が雪に覆われていました。(夫は私が準備をしている間に慌てて車の周りの雪かきをしていたそうです。)
そんな吹雪の中、急いで車で病院へ。
病院へ着くとすぐに、助産師さんが破水や子宮口の開きのチェックをしてくれました。
その結果、やはり先ほどの感覚は「破水」。
そしてこの時点で子宮口は3cm程開いていました。
でも実はほとんど陣痛は感じていなかったんです。
陣痛室での長い闘い ~相棒はテニスボール~
内診が終わるとそのまま陣痛室へ通されました。
そしてここから陣痛が進むのをひたすら待つ苦痛の時間が始まったのです。
私は大きな総合病院で出産したため陣痛室や分娩室の数が多く、陣痛室にいる間に何人もの赤ちゃんが生まれる瞬間を間近で聞いていました。
痛みで叫ぶ妊婦さんの声が生々しく聞こえるんです。
これがかなり恐怖、、、。
そしてそんな声を聴きながら、私自身もじわじわと陣痛の痛みを感じるようになってきました。
ゆっくりですが確実に強くなる痛み。
そしてこの陣痛中にとても役立ったアイテムがこちら。
そう、テニスボール。
経産婦の友人に「テニスボールを絶対に持っていけ!」と言われていたため、入院セットに忍ばせていたんです。
そして、コレが本当に役に立った!
もうこの出産のMVPはテニスボールと言っても良いくらいです。
わたしは自分で持参しましたが、実際に病院の陣痛室にもテニスボールが準備されていたので、本当に効くんだと思います。
テニスボールの使い方
数分おきに陣痛がやってくると、お腹や腰のあたりに「ギューッ」という痛みがやってきます。そのタイミングでお尻の穴のあたりをテニスボールで強く押すんです。
テニスボールの上に座るのも良いかもしれません。
こうしてテニスボールで刺激をすると、本当に楽になるんです。
陣痛は○○の痛み!?
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皆さん陣痛っていったいどんな感じの痛みだと思いますか?出産は「鼻からスイカ」なんて言ったりしますが、実際にはそんな鋭い痛みじゃないんです。
私の中で一番近いと思ったのが、
「超巨大う○こ」をひたすら我慢する痛み。
これが冗談じゃなくかなりツラい。むしろ鋭い痛みの方がマシです。
始めのうちはお腹や腰のあたりがギューッっと締め付けられて、超巨大う○こを無理に押し出そうとする感覚が数分おきにやってきます。
子宮口の開きと共にこの締め付けがどんどん強くなってきて、間隔もどんどん短くなってくるんです。
ただこの陣痛って一度の痛みが長く続く訳じゃないんですよね。
せいぜい1分くらいかな?ギューッと痛くなって、その後は全く痛みがない時間がやってきます。この間は寝れちゃうくらい無痛。
そしてお産が近づくと、この痛みのない時間の間隔がどんどん短くなってくるんです。
ついに分娩台へ
約9時間の陣痛の末、ついに「超巨大う○こ」を我慢するのも限界に達しました。
もうお腹の中から激しく下へ下へと無理やり突き進んでくる感覚に襲われ、その度に苦痛で身体が海老反ってきます。
「痛い」という感覚はすでに超越し、「苦しい」という感覚の方が強く頭に残っています。
助産師さんに子宮口をチェックしてもらうとすでにほぼMAX状態。
急いで分娩台へ移動します。
そしてこの時、なんと、歩かされるんです。
自分で歩いて分娩室へ移動し、自分で分娩台に乗りました。
子宮口がMAXの状態でも、全く痛みのないダウンタイムのような時間が必ずあります。(この時間がなければきっと本当に死ぬと思います。)
分娩台への移動はその陣痛が収まる隙を狙って行いました。
この分娩台への移動のタイミングは病院によって違うかもしれませんが、私が出産した日はとてもお産が多く分娩台になかなか空きが出なかったんです。その為ぎりぎりでの移動になったようです。(ホント死ぬかと思いました。)
そしてこの時点でもう子宮口はMAXだったため、そのまま陣痛のタイミングでいきむように言われました。d
ここで疑問が。
「いきむ」ってそもそも何?
う○こみたいなもの?
一度もいきんだ経験がない私は、正直「いきみ方」なんて良く分からないんですよね。
「うーん」なんて言いながらとりあえず力いっぱいいきんでみるものの、いまいち上手くいかず、、、。そして、一回いきむだけで体力の消耗がものすごいんです。
「もうちょっと押し出すように!!」
なんていう助産師さんの声は聞こえるんですが、意識も朦朧としていてややパニック。
ついに来た!恐怖の会陰切開
分娩台に上ってしばらくは陣痛が来たらいきんで、ダウンタイムが来たら死んだように休んで、、、ということを繰り返していました。
でも、なかなか産まれないんです、、、。
そしてこの辺りでやっと 医師登場。(もっと早く来いよと心の中で思っていました。)
そして一言。
「赤ちゃん出やすくなるように切りますね。」
来ました。
ついに来ました「会陰切開」
でもね、聞いて下さい。
ぶっちゃけ陣痛が辛すぎて、
「もう今すぐ切って下さい。何でもするので切って下さい。むしろ麻酔なしでもいいので今すぐお腹切って出して下さい。」
という気持ちなんです。
そして実際にメスが入ると、不思議なことに全く痛みがありませんでした。
きっともう麻痺してるんですかね?
ピリピリっとする切られてる感覚はあるんですが、正直痛くも痒くもありませんでした。
そしてついに誕生のとき
恐怖だった会陰切開もあっさりと終わり、あとは産むだけ。
いきむたびに体力を奪われ、「もう無理!!!!」と思ったとき、助産師さんから
「もう産まれるよ!」の声。
体力的にもうあと何度いきめるか分からない、、、。そう思い、最後の力を振り絞って精いっぱいいきんでみました。
すると
「ストップ!ストップ!もういいよ!!もう産まれたよ!!!」という声が聞こえます。
実は朦朧としすぎて
いつ産まれたかも分からなかったんです、、、。
「えっ?いつ産まれたの?えっ?えっ?」という感じで一人で半信半疑に陥っていました。
そんな中、赤ちゃんの泣き声と「おめでとうございます。」という助産師さんの声が聞こえてきます、、、。
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出産を終えた後、思わず出た最初の一言は、、、。
出産後、初めて赤ちゃんを見た時の一言って、
「やっと会えたね。」
とか
「頑張ったね。」
とか
感動的なのを予想していたんですが、わたしの口から自然に出た一言は
「やっと終わった。」
でした。
もう心の底から出た一言。
そしてそんな私を横目に赤ちゃんを抱っこしたり、写真をとったり、ハイテンションの夫、、、。
あれ?そういえばいたっけ?
なんかもう分娩室に入ってからは助産師さんの声しか聞こえず、夫の存在を完全に忘れていました、、、。
夫は「出産」という緊迫した状況に身動き出来ず(というか出来ることが何もなく)、分娩台の後ろに立ち尽くしていたようです。
でも9時間の陣痛中、ご飯も食べず、休まず、ずーーーーーと腰をさすってくれ、テニスボールをお尻に全力で押し付けていてくれたのは夫でした。ありがとう!
ビッグベビーの誕生
夜中の破水から始まった私のはじめての出産は、陣痛室で約9時間、分娩台に上ってから約1時間、合計約10時間でした。初産にしては早い方だったようです。
息子は約3,800gのビッグベビー。しかも頭が大きいので、なかなか出てこれなかったようです。(欧米人って顔は小さいですが、頭の厚み?頭の奥深さ?が日本人よりあるんです。)
新生児室で並んだ他の赤ちゃんの小ささに本気でびっくりしました。
今回は長男出産時の出産レポをご紹介しました。
さてさて第二子はいったいどんな出産になることやら、、、。
乞うご期待!
◆第二子出産レポはコチラ◆


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